税金 滞納 副大臣

どーも、おはようございました。

神田憲次財務副大臣が税金の滞納したことによる差し押さえなどが発覚して事実上の更迭となりましたね。

財務副大臣というポジションというか、国民の代表として税金を使って活動する国会議員の上の方の人が差し押さえを食らっている事実に衝撃を受けた人も多いのではないでしょうか。

私は元々、茨城県内の地方公務員で市役所の徴税吏員(ゼイチョーというドラマのやつ)の仕事をしていた時期が4年ほどあります。

税金を滞納する人とは?

サラリーマンのような給与所得者は、会社が税金を源泉徴収するので税金を払いたくなくても勝手に給与から差し引かれます。

そのため、税金を滞納する人は、固定資産を所有していたり、事業をやっている人がほとんどです。

税金の滞納者はあれこれと理由を作って、税金を払わない・滞納することを正当化してくるんです。

もちろん、事業が上手くいかなくなったり病気で仕事ができなくなったりして、一時的に資金繰りが悪化して滞納してしまうようなことはある。

とは言え、今回の神田憲次財務副大臣の場合は、そういった事情とは明らかに違うようです。

税金滞納は、一度やってしまうと常習化するケースが多いので、私の経験上あまり事の重大さを認識できなくなってしまう人が多い気がします。

税金を滞納すると差し押さえが行われる

税金を滞納すると、市役所の人や管轄の税務署の人によって差し押さえが行われます。

もちろん、すぐに差し押さえをされるわけでなく、督促状というものが発送されて納付書とセットで「税金滞納になっているよ」と通知がされます。

そこで素直に税金を納めれば、特に問題はありません。(今も督促手数料を取っている機関はあるのかな?)

督促状を無視して放置していると、書面で催告書という少し強めの文章で「税金を納めないと差し押さえすることがあるよ」と強調した通知が届く。

それをさらに無視していると、徴税吏員の人たちは不動産調査や預金調査、給与調査といった本人に知られることない状態で差し押さえ可能な財産があるかどうかを色んな人に情報を聞き出す羽目になる。(面倒な作業なのでやりたくない)

差し押さえの前には財産を勝手に色々調査される

不動産調査は、法務局などに出向いて登記簿をチェックします。

預金調査は、本人が持っていそうな金融機関を一斉に照会して残高や口座の動きを調査します。

給与調査をするのは、会社勤めの滞納者。

調査が経理担当者から社長など会社内部に情報が伝わることで、本人が焦って税金を納めるようになるケースもありました。

激怒して窓口に乗り込んでくる血の気の多い人も少なくなかったです。

神田憲次財務副大臣は固定資産税を滞納

神田憲次財務副大臣は本人が会社の代表者ですし、滞納していた税金が固定資産税だったので徴税吏員も差し押さえしやすかったんじゃないかと思います。

国会議員でお金持ちでしょうから、預金の差し押さえかな?

何となくですが、4回も差し押さえされている場合、完全シカト状態で徴税吏員とのコミュニケーションは一切なかったのかもしれません。

税金は滞納すると延滞金(延滞税とも言う)が発生するので、最終的に普通の人より多く税金を納めることになります。

税金は借金のように時効もないので、破産する場合は税金から先に納めておくのが良いでしょうね。

税金の滞納は色んな人に迷惑をかけますし、社会的地位のある人は地位を失う原因になるので、うっかり忘れていた・・・では済まないでしょう。

神田憲次財務副大臣みたいな国会議員だけでなく、地方議員でもチラホラいるんです。

そういうどうしようもない人たちを選挙で当選させないようにするのも大事ですよね。

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